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さあ、待ちにまった米国牛肉の輸入再開になりそうです。吉野屋の牛丼以外は食べないと誓った人にも最高のニュースですな。それに某焼肉店など低価格商品で勝負してる所などもです。輸入再開で助かるお店も一杯あります。当店もその一つです。なにせ、輸入が止まってから国内産の値段が右肩上がり。再開されれば、国内産も落ち着くと思ってます。例で言えば禁止前はA4企画の枝肉相場が現在のA3と同等でした。異常な値上がりです。牛本来の値段に戻るのを望む限りです。 生後20ヶ月以下の牛だけを輸入すると言ってるが、これには少し問題があります。牛が若すぎます。せめて24ヶ月以内または以上の物を輸入してもらいたい。結局キチンと検査されるようになれば、もっと成熟した牛でも良いと私は思います。政府の20ヶ月にはそれなりの根拠があるのは大変理解できますが、米国でも検査基準を向上させて、日本のようなシステムを速く作ってほしいものです。 豪州産の牛はやはり全盛期の米国牛には負けます。穀物肥育をしてる豪州産でも米国牛のほうが味、柔らかさでも同じ期間の肥育日数ではアメリカ産が数段上です。20ヶ月以内では焼肉の材料としてはあまり期待できそうにないですね。旨さがないんですよ、若すぎて。 将来的に米国牛が信用をえれば、もっとグレードの高い牛が輸入されると願いますが、最初は無理でしょうね。牛タン専門店なども苦労するでしょう。以前のように柔らかいタンが入りません。牛丼屋さんはこれでも良いが、プライムクラスなどが入らないと、国産の値段もさがりませんし、焼肉店や牛肉を扱う飲食店もしばらくは苦労が耐えないでしょう。 また一からやり直しですね。米国のみなさん頑張りましょうね。きっと道は開けますよ。 一日も早く世界の信用を勝ちとってください。 #
by taiseien
| 2006-05-25 00:21
| 牛肉あれこれ
今日は天気予報通りに夕方から雷を伴う大雨。イヤー大変だ、これから長年取引してる業者が肉を運んでくる。量が半端じゃない。。。大きい箱で4個、計20品の肉の部位を持ってくる。配達する人の事を思うと心がいたむ。これでは台車に乗せて店に付く時はびしょぬれになる。風邪を引かなければ良いのだが。肉は全て真空パックになってるので濡れても心配はないが、業者の部長さんが気がかり。 ちょうど配達の時には小雨になったので部長さんも、箱もあまり濡れてなかった。よかった、よかった。。。。ちなみに、本日の仕入はバラ、カタロース、カブリ、その他当店の裏メニューの部位など。全て固体識別番号が付いてます。下は一部だが当店の「天使のスペシャルカルビ」になる部位の番号である。「天使」にならない物(サシが弱い物)は全て「和牛カルビ=並カルビ」で提供してます。さあ、今回私の目利きをパスして「天使」になるのは何人前でしょう? 最近ではスーパーマーケットなどでもパックした肉や野菜などの原産地名などが書いてある。商品の安全性を訴えた証である。厚生省、農水などが全力をあげて今では当たり前になった商品表示義務。でもこれは業者にとってはとても大変な作業でもあります。 芝浦の食肉市場(全国の食肉市場も同じ)はこのために工場内を膨大な資金をかけて改装し、と蓄される牛肉などを保管する巨大冷蔵庫まで作ったのだ。この中にBSE検査をした牛肉の枝肉、内臓類などを保管して翌日に検査をパスした物だけを出荷します。今まで一度も和牛では問題の牛は見つかってません。さすが、日本が世界に誇る和牛である。 そして競りに掛かられた枝肉などが各業者の工場に持ち帰られ、そこで細かい部位にされる。この中間業者が主にスーパー、デパート、街の肉屋、焼肉店などの各飲食店に配達します。さらに商品化が進んでみなさんの食卓や飲食店などで提供されます。 この過程が出来上がるまでは大変な労力と資金が掛かりました。でも、とてもありがたいことです。提供するほうも、食べるほうも安全が確認出来るからです。私たちはとても良い時代に生まれました。特に子供やお年寄りが居る家族の方には大変便利なシステムです。安心して食事ができます。感謝の限りですね。 日本の誇り ―― 黒毛和牛は世界一美味しい牛肉です! これからも安全で美味しい牛肉を提供できるようがんばりま~す! #
by taiseien
| 2006-05-24 22:22
| 裏メニュー & 本格和牛
「最初の出会い」 私が大学生の夏休みに先代とソウルへ行ったときに以前にも述べたキョンドンシジャンでキムチ用の唐辛子の製粉を注文をしてからかなり時間が掛かるので、市場内の食堂で昼食をすることにしました。やはり20歳、かなりの食べ盛り、韓国式のカルビ焼を注文。。。テーブル一杯にパンチャン(韓国式おかず)色々なナムル類、サンチュ、サラダ、キムチ類などなど多数が並びその量に驚く。さすがに市場内にある食堂、見た事もないおかずも豊富である。ビックリしたのはその中にレバ刺とセンマイ刺もある。これはラッキーと思いビールを注文。その瞬間目の中に星が見える?そして一瞬目眩が襲う。父のゲンコツがどこからとも無くクリーンヒット。「おまえ、親の前で酒を頼むのか?」っと一言。 まわりは唖然ーーまあ、在日の家で育った人は少なからず人生で50回?は経験してる。しかし、幼い頃からゲンコツは付き物だったので、苦笑いでそっとグラスを父の前に置いて両手でビールをそそぐ。それから自分のグラスにいそいでビールを入れる。普通はここで「乾杯」といくのだが、父の目が細くなるのに気がつく。脳裏でヤバイ!今度は右フック、いや右手には箸、だから、今度も左?ああ右側に座れば良かったとこの時後悔したが、時すでに遅し。左フック炸裂!避けるのは容易いが、相手をムキにしてもしょうがない。黙って受ける。また星がチラチラする。米国のアニメ状態。そして何も無かったごとく、横を向いて(韓国では目上の人の前で酒を飲む時は必ず横を向く)ビールを飲む。だれが作った習慣かは知らないけど、迷惑の時もあるのだ。目の前と両側に目上の人がいたらどうすればいいのよ?ハイ、その答えは簡単です。ジュースを飲むのだ。(笑) 気を取り直し、さっそく焼けた肉を頬張る。旨い!そしてレバサシに手が行く。一瞬怯む。まてよ、もし当たったらどうしよう?でも、色、艶からしても完璧に新鮮なのが分かる。まあ、その時はその時で病院行くか、寝てれば済むからと自分を納得させてパクリと口に角きりのレバを放り込む。韓国ではスライスではなく、サイコロ状に切ってあります。滅茶苦茶美味しい。感激!それから、今でも韓国ではレバサシは必ず内臓専門店では注文して食べます。 そして、ごはんとカルビ、キムチと箸を進めていくと、見た事もないキムチがあるではないか。見た感じは細長いカブ?店の人に聞くと「チョンガキムチ」と教えてもらう。父が「韓国の大根だよ。日本には無い」と説明してくれる。私はカクテキも大好物なので、早速試食。歯ごたえがあり大根よりも固めで旨味がある。醗酵具合もよく、ほどよく酸味もあり、今まで食べた大根の漬け物よりも旨い。ちょうどカブと大根の混ざった様な味です。これが私のチョンガキムチとの初の出会いでした。 帰国後、チョンガキムチの味が忘れられないので上野の韓国雑貨店に足をむけるが、この当時はまだ無かった。数年後、第一物産にあったので、毎週買いに行ったのだ。韓国へ旅行に行く方も大分増え、現地でも食べられた方も多いはず。そして、今は韓国食品の店がふえて、どこでも買えるが、当時では完璧なレア物でした。良い時代だね。。。。 当店でも月に一度は従業員が楽しみにしてるので賄い用として購入してるが、5キロパックが3日以上保った事が無いのですよ。ご来店されて、食べたい方は聞いてください。裏メニューの一品として提供いたしますね! 「チョンガキムチ独身男性のキムチ? ―― 名前の由来」 大体大きさは10センチ~大きくても15センチぐらい。韓国の土壌でしか作れないそうです。独特の辛みもあり、カブにも似てる。語源は韓国。「チョンガ」とは独身男性の意味。日本での「チョンガ」の由来は韓国から来たそうです。昔、韓国では階級を髪型で判断され、独身男子が髪を長くのばしており、それを結んだ形がチョンガ大根の葉に似ていたので、チョンガキムチの名前が生まれたそうです。いやはや、昔の人もユーモアがあったのですな。。。 #
by taiseien
| 2006-05-23 14:44
| 裏メニュー & 本格和牛
水の中では仕事のことを忘れられると書きました。これは事実です。ただ、いったん水から出れば、やはり気になるのが訪れる先の飲食店。商売がらとはいえ、私は地元の焼肉屋などによく足を運びます。現在私の知る限りでは石垣島には焼肉店がすくなくとも10件ぐらいあります。毎回行くたびに一件増えてます。ようするに年1~2件が新規出店をしてるのです。それも全ての店が石垣市内にあるのだ。それも美咲町と言う繁華街は激戦区。 私が一番お勧めするお店は何軒かありますが、この一件と言うとやはり美咲町にある「焼肉金城」ですね。ここはCPがとても良いし、それと営業時間が長いこと。北部でのダイビングが終ると市内の宿に戻るのが7時すぎ。それからシャワーを浴びて、キンキンに冷えたオリオンビールを片手に一休み。すると、時計は間もなく9時をさそうとしてる。10時ごろ閉める店が多い中ここは12時まで。時間に余裕が出来る。それにカキイレ時に一人での来店は店には迷惑だと思い、やはり混雑時は避ける。 贅沢に食べたい時などは空港近くの「石垣屋」。ここはかなりの雰囲気を持ってます。ゴージャスな作りですね。料亭みたいな所です。良い牛肉を使ってます。値段もそれなりです。あとは器がかなりすごいものを使ってます。接待には最適でしょう。 外せないのが「やまもと」。ここは地元の人たちもイチオシですね。とても忙しい店です。最初に石垣に行った時以来行ってませんが、いつも一杯だそうです。肉も良い物を出してます。ここは時間的に合わないのと、〆のご飯に辛いスープなどがないのでご無沙汰しております。 もう一軒は「たけさん亭」。ここは金城のコピー店と最初に行った時思ったが、やはりそうでした。金城で長年修行したオーナーが開いたお店。しかし、今はちがいます。オーナーが自分の色に染め始めてます。レパトリーも増え、客も増えてきてます。この間はミスジを裏メニューで出してました。だんだん仕入ルートも開発できたのでしょう。これからが楽しみの一店です。 さすがの私も毎日焼肉店めぐりはキツいので、ここで違う業種の店を3軒紹介します。この内2店は私がいつもお世話になる石垣島北部でダイビングショップ(G-Freeダイビングサービス)を経営する林社長(私の国内のダイビング師匠)推薦のお店でもあります。まず焼鳥が好きな人は美咲町「炭屋」。そして、石垣で寿司と言ったら「あけぼの」。両方とも地元の人に人気です。寿司店はこじんまりしてるので必ず要予約。とても忙しい店です。そして中華なら市内に去年新しく出来た華僑資本のホテル「イーストチャイナシー」内にある「南国の華」です。今回はここのお粥を楽しみに行ったのですが、メニューから外されてました。ショボーン。。。でも点心、中華料理全般は都会の人たちの口に合います。市内にも数軒中華料理店は有りますが、台湾系が多いので少し甘めで口に会わない人も多いかも。まあ、これも個人差の問題ですので参考までに。。。 近い将来新空港、ゴルフ場、特大リゾート建設の予定もあり、沖縄本島の次に離島として発展が望まれる島に変わりつつあります。とても楽しみです。石垣島ファンとしては心より応援したいなあ~。。。 #
by taiseien
| 2006-05-23 01:02
| ダイビング
5月の連休を利用して今回は石垣島ダイビングツアーに行ってきました。私は日頃のストレス解消のために10年ほどダイビングを続けております。最初は底が見えない海で足が届かない所で泳ぐのが大嫌いでした。怖くて何が中にいるかと思うととても、とても不安で一杯でした。学生の時に同級生と映画ジョーズを見て次の日の海は悲惨でした。。。この頃、親戚の兄貴にもダイビングを勧められましたが、答えもちろん「絶対イヤだ」の一言。 それが、初めてサイパンに旅行で行った時にグループのみなさんが体験ダイビングをすると言ったので、恐る、恐る参加。これが、また最高でした。透明度の高い海では何の不安もなく魚を見たりしてあっと言う間にダイビングにのめり込んでしまったしだいです。 海の中にいると携帯も鳴らないし、多分この時間は本当の自分の時間だと思います。世間から解放される自由の時間ですね。仕事のことも考えずに、ただ心を癒すだけ。。。神秘に満ちた世界ですわ。 みなさん、今からでも遅くありません。ダイビングデビューされたらどうですか?ファミリーでダイビングなさってる方も大勢いますよ。人生は一回だけ。人間が通常住めない場所に入ってみるのも面白いかも。 #
by taiseien
| 2006-05-19 00:10
| ダイビング
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